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〔JICAガバナンス・平和構築部 公正な選挙を行うために〜縁の下の力持ち、日本の選挙管理実務〜〕

JICAガバナンス・平和構築部 公正な選挙を行うために〜縁の下の力持ち、日本の選挙管理実務〜

民主主義の根幹をなす選挙

JICAは開発途上国において、選挙管理委員会の能力強化に取り組んでいます。民主的で安定した社会の実現のためには、選挙管理が、公正に透明性高く、信頼に足る形で実施される必要があります。JICA-Netマルチメディア教材「日本の選挙管理実務」は途上国の選挙管理実務者を対象として、日本の選挙管理実務の概要を説明し、実務能力向上に貢献することを主な目的として作成しました。



選挙の裏方を担う選挙管理実務

高校での模擬選挙の様子。投票箱は実際の選挙で使用されている本物です。

日本は民主国家として、自国に合った形で独自の選挙管理方法を発展させてきました。本教材前半では、日本における選挙管理の様子(有権者登録、投票日へ向けた業務、投票事務、開票事務)を、神奈川県鎌倉市を例として、選挙の流れに沿って一つ一つ紹介していきます。その中でも、迅速な投開票手続きや、有権者教育等、特に途上国において選挙管理実務に役立つ点にフォーカスを当てています。
後半では主権者教育の取り組みとして、実際に高校で行われた選挙管理委員会による出前授業と模擬選挙の様子を取り上げています。
教材の作成にあたっては、図解を用いてわかりやすく説明するだけでなく、上述のように、投票所での投票の様子や、学校での模擬選挙の様子等を取材することで、視聴者にリアルな選挙管理実務の様子が伝わることを目指しました。



海外向けオンラインセミナーで活用

フィジー選挙管理委員会向けオンラインセミナー「日本の選挙管理」(2021年10月25日)の様子。

教材完成後、フィジー選挙管理委員会向けオンラインセミナー「日本の選挙管理」(2021年10月25日)で本教材を活用しました。

オンラインセミナーには、フィジー選挙管理委員会(Fijian Elections Office)のメンバーが15名以上参加しました。 セミナーではまず、ビデオにも出演している辰巳知行国際協力専門員が「日本の選挙管理」および「主権者教育」について講義を行った後、主にフィジーと日本の選挙制度や管理方法の違いに関して、参加者の間で意見交換・ディスカッションを行いました。
教材はオンラインセミナーの事後教材として活用し、講義内容への理解をさらに深めていただけるよう、参加者に視聴を促しました。また、各関係者との事前打合せの際にも説明資料として使用したところ、日本の選挙管理の様子がよくわかると大変好評でした。



研修教材から啓発活動まで

開票の様子。選挙の裏側の事務作業は、普段はなかなか目にする機会がありません。

本教材は作成の目的から、主にJICA課題別研修での教材として活用されることを想定しています。またご紹介のフィジーの例のように、オンラインセミナー等で活用されることも期待されます。
加えて、日本国内の主権者教育・啓発活動にも大いに活用できると考えます。なぜなら私たち日本人にとっても、日本の選挙管理実務の詳細について、特に現場の様子を知る機会は多くありません。そこで現場の様子をふんだんに取り入れた本教材は、貴重な情報源となることが期待されます。 実際、JICA内部で行われた教材完成後の上映会では、元教員のスタッフより「教育現場でもぜひ使いたい」という声があがりました。
本教材が、途上国だけでなく、国内でも、学習教材や市民啓発活動のツールとして広く活用されることを、心より願っております。



松本 志織
JICAガバナンス・平和構築部

*このページで紹介している教材

「日本の選挙管理実務」

本映像教材は、日本の選挙管理実務(有権者登録、投開票事務、主権者教育等)の概要について説明しています。
選挙は民主主義の制度的基盤であり、公正に透明性高く実施される必要があります。他方で、「選挙管理」の技術や経験が不足している途上国は多く、同分野に対する技術協力への期待は小さくありません。本映像教材は、日本の選挙管理実務の概要を途上国の選挙管理委員会の関係者に分かりやすく説明し、各々の国において同分野の実務改善と能力向上に役立ててもらうことを主な目的としています

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